社会にでたら結果主義ですが、子育ての中では結果主義はそれほど必要ありません。本ページでは、結果主義ではなく過程主義(プロセス主義)がなぜ大切か説明します。
大事なのは努力できること
社会に出ると結果を求められて当然なのでしょうが、子どもは未熟ですから成長するものです。まずこれを忘れないでください。まだまだ大人に比べたら未熟で当然です。であれば、なおさらできなくて当然。大事なのは結果よりもできるようになるための道のり、それまでの過程なわけですから、親が注目するべきはそこです。
少し例をまじえて理解を深めていきましょう。
例えば、テストで100点をお子さんがとったとします。すごいね100点と褒めてあげるだけでは、子どもは誰かに高く評価されようとします。これでは、自分より優秀な人が現れると心がポキンと折れやすくなってしまいます。残念ながら近所では1番であっても世に出たら自分よりはるかに優秀な人がいるなんてことは普通に起こりうることです。
100点がとれたとしても点数が悪くても、工夫したことや取り組んだことに目をむけほめるようにしましょう。そうすると子どもは諦めずに頑張ったり挑戦したりすることに価値があると思えるようになります。テストで言えば良い点がとれるにこしたことがない、くらいの気持ちで親はいてあげるといいですね。
困難を乗り越える力をつける
小さいうちから良い点数をとるよりも、できないことや難しいことがあったときに、すぐにあきらめるのではなく、なんとかしてやろうと頑張る力があったほうが良いと思いませんか。この力はまさに非認知能力です。この力はいろんな所で求められます。テストだけではありません、人付き合いや、工作、運動、ほんとうにたくさんの機会で求められるものです。
子どもの非認知能力を伸ばす上で結果よりも子どもの過程に目を向けてあげることは、子育てにおいて欠かせないことの一つです。できた、できない、にばかり気にするのではなく、やろうとした、考えて工夫して取り組んだ、そういうことができるように働きかけてあげましょう。
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