若いときは買ってでも苦労しようとよく言われます。苦労って子どもが小さいうちから経験させる効果ってすごい良いものです。何かを得たい、というその瞬間に着目して、苦労の効果を説明します。
何かを得る方法
子どもが何かを手に入れるにはどういう選択肢があるでしょうか。例えばそれが服やおもちゃ等の形あるものだった場合はどうでしょうか。例えばそれが上手に絵を描くスキルとが逆上がりができることのように形ないものだった場合はどうでしょうか。少し見ていきましょう。
形あるもの
おもちゃを欲しいときは他人の力をかりるか自分でなんとかするしかないでしょう。
他人の力とはいうまでもなく親の力です。親にねだって買ってもらう(時に親と根比べをして)、親が喜んで買い与えることもあるでしょう。自分の力の場合は、少しづつ貯金をして買います。
形ないもの
逆上がりが出来るようになるには自分で出来るまで努力するしかありません。親や周りの人は助けてくれることがあっても自分ではない誰かが逆上がりができたからといっても自分が出来るようになりません。
子どもの非認知能力を伸ばしたいなら、言うまでもありませんよね。上手にかわいく親心をくすぐるおねだりの方法を学ばせるより、形ないものを身に着ける努力をさせるほうがよっぽど良いわけです。
自分の力でやりきった快感
逆上がりが出来ない子ができるようになるにはたくさん練習する必要があります。運動が苦手な子ならそれは簡単な道ではありません。つらいことや苦労はもりだくさん、我慢することもあるでしょう。ですが、そういった楽しくないことを乗り越えて、逆上がりが出来たときの喜びは、心を育むことは間違いありません。とうとうできた、という感覚は自己肯定感を育むことでしょう。
親なら子どもにこういった経験をたくさんさせてあげましょう。時に子どもをサポートしてあげましょう。その道が子どもにとってどれだけ困難なのか、踏破するのにどれだけの時間がかかるのかはその子次第だということを忘れないでください。
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まとめ
本ブログで紹介する264番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「自分の力でものにする喜びは心を育む」です。
子どもが何かを得る方法はいくつかありますが、自分で努力してできるようになる経験は心を成長させることを説明しました。すぐに何かを与えると喜びの効果は短いものです。
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