子どもが夢を持つことは素敵ですが、実現のために努力し続けることもまた素敵なことでけっこう難しいところでもあります。心が折れそうになった時にどう励ましてあげればよいのでしょうか。本ページではそのヒントを紹介します。
夢を描き現実を知る瞬間
子どもが大きくなってくると将来こんな感じになりたい、という夢を描きはじめます。今までは願えばだいたい叶う世界にいた子がです。だだをこねたりおねだりしたら、親なりばぁばやじぃじなりが叶えてきたかもしれません。
しかし、サッカーが上手になりたい、アイドルみたいになりたい、その思いは親の力だけではどうにもならず、その子自身の粘りづよい努力が必要になってきます。そしてあるあるなのが、習い事を始めると自分よりも上手な子が周りにいるわけです。
望みはすぐに叶わない
非認知能力には、目標への情熱やあきらめない力、忍耐力等、目標を達成するためのスキルがあります。まさに周りに自分より上手な子がいたりするときには、こういったスキルを伸ばせるチャンスではあります。
しかし、頑張ってみるものの上手な子との差が縮まらず自分が嫌になってもうサッカーなりを止めると言いかねません。そう言うときは理屈や知識で論理的にさとしてもあまり効果はないでしょう。
物語の力はすごい
目の前に壁があっても粘り強くいて欲しいなら、よしもう一度頑張ってみようと思える物語を子どもに話してあげると良いでしょう。
自分の経験談にあれば良いですが、無いなら次のお話をしてみてください。きっと一度失ったらやる気がまたコンコンと湧いてくると思います。
お話で伝えることは2つ。①夢を叶えるには時間が必要なこと、②継続は力なりの2つです。
長く続けること
トライアスロンのお話です。ある女性はトライアスロンを始めたのが遅かったのもありますが周りの方に比べてタイムはとても遅かったですが、一緒に始めた仲間がどんどん上達するなかその差は開くばかりでした。ただ練習だけは止めませんでした。そうするとある程度上達していて練習がおざなりになってきた周りのお友達よりも速いタイムが出るようになりました。彼女はそこで満足はせずたんたんと練習を続けました。すると、今度はレースで入賞するまでに成長したんだそうです。
やなせたかし
今でこそ国民の代表する作品になったアンパンマン。作者のやなせたかしさんは30代半ばでやっと漫画家になりアンパンマンが生まれたのは60歳前です。なんとアニメ化されたのは70歳前です。
やっぱり親の昔話
どれだけ小さくても努力し続けたら報われる親自身の経験談は子どもには重みがあります。一輪車に乗れるようになったのはクラスでも最後の方だったけど毎日乗っていたらクラスの子が驚くくらい上手に乗れるようになった、こんな話でも大丈夫。
まとめ
本ブログで紹介する258番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「望みや願いはすぐには叶わない」です。
夢はそう簡単には叶わないので地道な努力が必要ですが、心がくじけそうになったら継続が力になる物語で鼓舞してあげましょう、と説明しました。物語の力って本当にすごいですね。
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