そのつもりはなくてもついつい子どもに間違ったラベリングをしてしまうことがあります。どうすれば間違ったラベリングを止めることができるのでしょうか。
簡単に決めつけない
本ブログのなかでも、ついついこの子はこういう子だと簡単に決めつけつない方が子どもの非認知能力を伸ばす上では良いですよと説明しました。
例えば、お片づけが苦手な子がいたとします。この子は何度言ってもお片づけしない、だらしない子と決めつけるようなことです。創作活動がとっても好きな子は片付け等の単純作業は苦手だということもあります。一つの側面から決めつけていたら判断を誤ることもありますから要注意です。
簡単に決めつけないために
この子はこういう子と決めつけることをラベリングといったりします。ラベリングには、この子は歌がうまい子といったものや、お片づけが苦手といったもの等良いことについてと悪いことについての両方があります。ラベリングとは親が自分自身で子どもについて整理するときのラベルのようなものです。
歌がうまいから音楽が好きな子と安易に決めつけないためにはどうすればよいでしょうか。
簡単そうで難しいのですが、歌がうまい子というラベリングで終えておくのです。歌がうまくても音楽が好きかどうかは分かりません。音楽が好きではなくミュージカルが好きなのかもしれません。歌は上手だけど物語を想像するのが好きなのかもしれません。
目の前に見えていることをそのまま受け入れて、何かの理由を考えないことです。つまり音楽が好きだからこの子は歌がうまいんだ、というようなことはしないことです。
先の例でいえばお片づけが苦手な子でいいのです。お片づけが苦手だからどうのこうのということは行う必要はありません。そのうちその子の様々な側面からお片づけが苦手な理由が分かってくることもあるでしょう。そこには、だらしない以外の理由があるかもしれません。
間違ったラベリングの弊害
子どもの非認知能力を鍛えるために、間違った決めつけや無理やり型にはめるようなことは全くおすすめできません。
自分の身体的特徴をとらえ心からサッカーがしたい子に将棋をさせるようなものでその子の才覚を活かせない可能性が高いからです。お子さんだけでなくお子さんを手なずける苦労が何倍にもなる親も大変。間違ったラベリングをしてしまうとこういうようなことが起きがちです。
まとめ
本ブログで紹介する255番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「一つの側面から判断しない」です。
人は簡単に物事を決めつけたがりますが、自分の子どもくらいじっくり見極めて簡単にラベリングしないことの大切さやそのためのコツを紹介しました。ここにも待つことの大切さがにじみでます。
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