劣等感に苦しむ必要はありません。劣等感と上手に付き合えばなりたい自分に近づけますし人間力もぐんぐん伸びますから子どもが小さいうちから身に着けてあげさせたいですね。劣等感への勘違いを少し見直してみませんか。
劣等感は悪くない
劣等感なんて必要なのでしょうか。みじめになるだけでなんでこんな感情が人にあるのかと思うかもしれませんが、劣等感は悪いやつではありません。上手につきあえばいい仕事してくれます。
それは何かといえば、まさに今、自分が伸ばしたいと思うことを強力に教えてくれるからです。子どもが劣等感と上手に付き合えるようになると自発的な成長力が身に付き、自己肯定感等の非認知能力も伸びることでしょう。
劣等感の本質
私は多くのことで劣っています。これは皆さんもそうです。自分の力ではおいしくパンを焼けません、素敵なお洋服を作れません、立派な家は建てれません。だからといって自分はもうダメ人間だと思う人は殆どいないでしょう。
でもお金持ちの人を見ると自分のことがみじめに感じるかもしれません。これはどういうことかといえば自分でイメージする将来像がどう感じるか決めているのです。パンはおいしいパン屋さんで買えば十分と思っていれば職人さんを尊敬はすることはあってもパンが焼けない自分をみじめに感じません。
一方、お金の心配をせずに金銭的に豊かに暮らしたいと思っていれば、自分が理想とする生活をしている人を見ると自分の現状と比べて、自分の理想像との遠い距離を感じてみじめに感じるのです。
つまり劣等感があるからこそ将来のなりたい自分に近づくための道を教えてくれるのです。パン焼きの練習に時間をさいてもなりたい自分にはなれないでしょうが、お金を稼ぐことに時間を割くことなりたい自分に近づけるでしょう。
劣等感と上手に付き合う
劣等感を感じるということは、自分で意識できているかどうかは別にして、自分の理想像と現実とのギャップを教えてくれるているんです。ここ頑張ろうよ、という所を教えてくれているんです。
自分が自主的に頑張れるところを教えてくれるんです。だからこそそこを頑張れば、くじけても諦めなかったり工夫したり興味を持ち続けたりと非認知能力を伸ばしやすいのです。
世の中には、劣等感をなくす方法だったり、劣等感をそもそも感じさせない方法だったりが紹介されています。これは本当にもったいない。確かに劣等感に押しつぶされると心にはよくないのですが、上手に付き合えばこれほどありがたいことはありません。
劣等感を感じたら、おっそうか今これを頑張れば良いんだ。教えてくれてありがとう、と思えばよいのです。ぜひ子どもにはこの劣等感との上手な付き合いたかたを教えてあげましょう。
まとめ
本ブログで紹介する257番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「劣等感は大切なスキル」です。
劣等感は消すものではなく上手に付き合うことで理想とする自分に近づくための道を教えてくれると説明しました。こんな大切な感情は消していってはもったいないです。
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