登山というほどではありませんが、今回上の子が初めて山登りにチャレンジしました。結果は途中リタイアという形になってしまいました。うちの子は少し怖がり屋さんなのですが、どうしてリタイアしてしまったのか、お伝えします。
怖がり屋の子供と山登りするときには、こういうこともあるんだと知ってもらえたらと思います。
三上山を簡単に紹介
滋賀県野洲市には三角形がきれいな三上山があります。その美しい姿から近江富士とも呼ばれています。三上山は主に登山ルートが2つありますが、大人が登って40分程かかります。途中急な斜面や岩場もあります。開けたところはあまりありませんし、山頂も広くないのでビューを楽しめる山ではなありませんが、広い駐車場もありアクセスもよいのは良い点です。
まず服装が失敗
登山にチャレンジしたのは、6月初旬だったのですが、山中に蚊がすごく飛んでいました。私も登山素人なのですが、こんなに蚊がいるなんて想定外でした。上半身はなんとか蚊の攻撃から防ぐことはできても下半身がやばい!!下半身はスカート。朝の8時くらいから入山しましたが、すでに下山されている方もちらほらいて、格好は長そで、長ズボン。私達のか服装を見て、上に行けばいくほど蚊が多いから気をつけてよ、と教えてももらいました。この言葉をきいて娘のテンションはだだ下がりです。怖くなったみたいです。
途中でリタイア
お菓子休憩もはさみながら、頑張って30分ほど登りましたら、そこで無念のリタイアです。何か怪我をしたとかそういうわけではありませんが、周りに木々が茂り日中帯でも光が届きにくい場所なので、少し薄暗い空間もあり、それが怖かったようです。まあ確かに、山の薄暗い場所は少し怖いですからね。今回はまずのっけから嫌いな虫特に蚊がいっぱいいた上に、登ればもっと虫が増えると聞いて怖くなってしまったこと。そして登っていくにつれ薄暗い場所が増えていったこと。そしていつまでたっても頂上につかないこと。この3点で心が折れてしまったのでしょう。
こういうことがあるんだとあらかじめ対策をしておけばまた結果は変わったかもしれません。初めてのチャレンジお疲れさま。色々気づいたこと、感じたこともあったことでしょう。自然からしか学べないこともそのなかにあることでしょうね。
山は色々気づきがあっていい
安全を前提に作られた公園と、いくら登山道が整備されているとはいえ山とは大きく異なります。今回の初めての登山では、子供の非認知能力を伸ばすという点では良かったこともたくさんあります。何が良かったのでしょうか。①道がでこぼこ
整備されたグラウンドでもアスファルトの道でもありません。石が一杯あり、でこぼこしているだけでなく、木の根っこも至る所にあって登りは四苦八苦していました。しかし、下山になるとこの荒れた道をどう降りていくか考えて指示を出すからその通り降りてよ、と言ってきて、次はあの石、次は右と、最後まで降りる道の指示がありました。でこぼこ道は観察力を高めどう下りるか工夫をもたらしました。
②見たことのない植物
葉っぱの形や見たことのないキノコがあり、こんなのがあるんだと驚いていました。道端に咲いているとはわけが違い、山の斜面にびっしり何かしらの植物が生えている光景も、非日常で驚いていたことでしょう。③音
あまりじっとしていると蚊が襲ってくるのですが、耳を澄ませると、色々な音が聞こえます。小鳥のさえずり、風にゆれる葉っぱの音、遠くの車の走る音、虫と思われるなき声、等目を閉じることで音は際立ちます。家の近くでは、こんなに心地よい音に包まれることは、そうありません。そういった意味で、耳からも刺激があったことでしょう。④椅子がない
公園には当たり前にあるベンチが山にはありません。休憩したいときに困りますね。そういったときにさすがに道に座ることははばかれたみたいで、椅子にできるものを探していました。最終的には大きい岩にしたみたいで、ちょこんと座れるところに腰をかけて、お菓子タイムを楽しんでいました。⑤不気味な雰囲気
先ほども書きましたが、山を登っていくとどんどん薄暗くなってきました。結果的に今回は、怖くなりリタイアという形になってしまいましたが、こういった空間や場所があるということが分かっただけでよかったと思います。自然は綺麗なお花や冷たくて気持ちい小川だけじゃないのですから。(関連情報)
何より創造力(クリエイティブ)を養う子育てってどうすればいいのだろう
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