比叡山延暦寺の東塔に子供と行ってきました。私は滋賀に引っ越してくるまで比叡山延暦寺は京都の端にあるお寺なのかと思っておりましたが住所は大津市でれっきとした滋賀県のお寺なんですね。比叡山延暦寺の境内は本当に広く小さい子供連れだとくまなく参拝することは不可能!!ということで南側から比叡山ドライブウェイを走り比叡山延暦寺の東塔に初めて参拝しました。
正直天台宗のことも最澄のこともよくは知りません。ですので子供にはあまりお寺のことを教えることはできなかったのですが、非日常の空間の中で、何かを感じ何かを考えてくれればと思い参拝しました。
さて、子供は何を感じてくれたのでしょうか。
何かが背中を押してくれた
上の子は普段は、ちょっと歩くとすぐに抱っこしてと言いますしなかなか歩くのは好きではないようですが、比叡山延暦寺では頑張って境内を歩いていました。歩くだけでなく今までは絶対に行わないこともチャレンジしていました。こちらの階段をご覧ください。文殊楼へと続く階段です。写真で見ると現場の迫力が薄まってしまうのですが、写真で感じる感覚の2倍くらい急勾配の階段だと想像してみてください。普段なら絶対こんな階段をのぼることはありません。しかし、頑張って登ってみると自ら発言し、ハアハア言いながら最後まで登り切りました。
先ほど言っていた文殊楼です。実はこの中には入れます。入れますが、はしごレベルの急こう配の階段を上り下りする必要があります。のぼったら仏像が展示されています。ほぼはしごの階段は下から見ると上が暗く見えますし、文殊楼の中自体暗いので少し不気味です。
過去、甲賀流忍者屋敷を訪れたさいにも同じような階段がありましたが頑なにのぼることを拒否していましたが、なぜか今回は頑張ってのぼりました。のぼりはいいとして問題は下りです。これは大人でも少し怖いのですが、泣きそうになりながら頑張って最後まで自分の力で降りました。
(参考)忍者屋敷にあった階段の写真
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こちらの階段は勾配は先ほどの物に比べればましとはいえ、ながーい階段です。疲れているはずなのに、駆け上がるように登っていきました。帰りは階段の隣にある坂をこれまた、一気に駆け降りていきました。重力の力で足がとまらなくなるのが楽しかったようです。こけそうで危なかったのですが、自分でやると決めて行動したことなので最後まで口を挟みませんでした。
どういう心境の変化があったのかは分かりませんが、心地よく自然と溶け合った空間が彼女の背中を押してくれたのでしょうか。普段やらないことを自分でやるっと言って最後までやり抜きましたので、いっぱい褒めてあげました。少しやりぬく力が身についたことでしょう。
普段なら急であったり長い階段はまず自分で上り下りしない子どもが一体全体何があって自分一人の力で上り下りしたのか、不思議です。ただ一つだけ言えることは非日常は普段感じない何かを感じさせ、行動も変わらせることもある、ということではないでしょうか。
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