人が身につけるもののなかでで、才能と徳とどちらも大切ですが、どちらのほうが大切なのでしょうか。一見才能のほうが大切そうですが、徳のほうが大事なのかもしれません。
才より徳
ドラえもん のび太の結婚前夜は有名なので知っている方も多いと思います。しずかちゃんのパパがしずかちゃんにのび太のことを話すシーンがあります。
しずかちゃんがのび太を選んだことは正しいと言いその理由をこう言います。「人の幸せを願い人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとって大事なことだ。」こう言うのです。
それがそんなにすごい事?だと思われましたか、そうその普通のことがなかなかできないんだ、と思われましたか。
しずかちゃんのお父さんは、のび太は誰よりも勉強ができるとか、誰よりもお金を稼げるとか、誰よりも強いんだということは言いません。もちろん生きていくためには才能は必要ですが、それよりも徳のほうが大事なんだ、と説明しているのではないでしょうか。これは子どもの子育てにも活かせます。のび太の結婚前夜からは子育ての大事な事を学ぶことが出来るのです。
誰よりも早く走るのはかなり難しく、人の幸せを願うことはそんなことに比べたらはるかに簡単なはずですごい単純なことのようですごく難しく感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
それは徳より才を重視しすぎている教育をしているからではないでしょうか。
徳とは
辞書で徳をひくと「立派な行為や品性」とあります。これだけでは良くわかりませんが、要は社会においてこの人についていきたいと思わせたり、この人と一緒に取り組みたいとか、あの人を自然と応援してしまう、と思わせられるもので、相手のことも思いやれることでしょう。
思いやれる子になるためには、素直な心をもつことも大事ですし、しずかちゃんのパパみたいに「人の幸せを願い人の不幸を悲しむこと」ができることも大事でしょう。共感力も大事かもしれません。非認知能力がはたす役割は大きいでしょう。
親としはもちろん子どもの才覚を伸ばしてあげることも大切なことでしょうが、徳の大切さを教えてあげることもまた大事なことだということを決して忘れてはいけませんね。
まとめ
本ブログで紹介する277番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「才能よりも徳」です。
才能も大切ですがこの人についていきたいと思わせる徳のほうが大事なので育児にこのことを活かしましょう、と説明しました。徳を積むなかで非認知能力の果たす役割は大きいでしょう。
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