子どもが大人になる過程で習得したい大事なものの一つは責任を持てることでしょう。責任とは言われたことをちゃんと仕上げる、ということだけではないのです。どういうことか解説していきます。
自由と責任はセット
子どもの非認知能力を伸ばしていくためには、大人が言ったこと要領よくこなせるようになるよりも、内なる動機に耳を傾け自分らしく自由にふるまえるようになるほうがよいことを、本ブログでご紹介してきました。
また自由というのは責任をともなうことを小さいときから学ばせることが大事ですと次の記事で紹介いたしました。
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この責任というのは2つの意味合いがあるようです。
2つの意味合いの責任
日本の場合、責任というとお願いされたことを最後までやり切ることを意味することが多いイメージがあります。ちゃんと責任もってキレイになるまで片付けなさいよ、という感じです。
もう一つの意味合いは、自分で言ったことや行動したことに責任を持つというものです。自分から言ったんだからやったんだからちゃんと責任持ちなさいよ、という感じです。
どちらも必要な責任ですが、非認知能力を伸ばしていきたいなら後者の責任のほうをもっと大事にしていきたいですよね。
宿題をだされたんだから寝る前までにちゃんと責任もってやりなさい、よりも自分でサッカーを1年は続けると言って始めたんだから1年は頑張ってやりなよ、のほうが良いわけです。自由と責任はセットだというお話は後者のほうの意味合いのほうが強いのです。
だって学校の宿題をやりたいなんてどの子も自分から言ってないわけでむしろ強制的にやらされているわけなので、自由なんてありませんよね。
責任をとらせよう
子どもにはなるべく自発的に言ったことややりたいと言ったことは尊重してあげ、なるべく引き出していってあげましょう。責任をもって有言実行ができなくたって良いんです。経験を積んでいくことが大事なので、親ならぜひそういう機会をつくってあげてください。
やりたくないことを強制的にさせて責任をもって最後までやりなさい、ということばかりが子どもの責任にならないように注意しましょう。
まとめ
本ブログで紹介する275番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「責任は2種類ある」です。
言われたことを要領よく最後までやりきるだけが責任ではないことを説明しました。自分が言い出しっぺになったことこそ責任が伴うべきですので親なら子どもをどんどん言い出しっぺにしてあげましょう。
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