知らず知らず子どものやる気をなくしていることの一つに、自分でやると言ってきたときの親の対応があります。結局口をだしたり、親がやったりして子どもからの貴重な宣言をだいなしにしていませんか。
任せてみる
自分でやると言ったことや親とちゃんと約束してことでも、他に関心が移ったり忘れてしまったのか、なかなかやらないことは良くあることです。そんなときは一度信じて任せていませんか。見守るのです。なぜなら自分でやると言うことは自発性の芽がでるチャンスだからです。内なるやる気って子どもの非認知能力にはすごく大切なことです。
よく似たことが仕事にもありますよね。そう、自分でやったほうが早いってやつです。つい口や手をだしてしまいがちですし、なんならやっぱり自分でやりきってしまいがちですが、任せるということが最終的にはその人やチームのためになります。
実例を紹介
今日はめずらしく宿題をご飯前にやるよ、と子どもが言ってきてなんとも嬉しい気持ちになることもあるでしょう。そんな気持ちもつかの間、遊びに夢中になってしまったのか、忘れてしまっているようで、ご飯の前に宿題をしないどころか寝る前になってもやっていない。
こんな時に、いつものように口やかましく言ってしまったり一言二言余計に言ってしまったり。こんなことをしてしまうと、子どもの心は傷ついてしまい、自発性の芽がでるチャンスを潰してしまいます。
こんな時はどのように対応すればよいのでしょうか。大事なのは宿題は最悪忘れてもよい、くらいの気持ちでいることです。万が一学校に行く直前に宿題をしていないことに気づいて最悪やっていかなかったとしても良い、くらいの気持ちです。ちょっと失敗しておいたほうがその先の成功確率は上がっていくでしょう。
あとは、やんわり伝えてみるのも手です。「宿題やったの?」と吐き捨てるように聞くのではなく、「今日はどんな宿題だった?」という感じでやさしく気づかせてみることです。
失敗せずに完了させるために、子どもが自らやるのか親にガミガミ言われてやるのかという2択ではありません。今回は失敗しても近いうちにできるようになれば良い、と失敗を前向きに受け入れることは非認知能力を伸ばしてあげる事は大切なことです。
少し話はずれますが、宿題は親の管理のためにやるのではなく、子ども自身のためのものです。だからこそ親はアレコレ言いすぎなくて良いのです。
まとめ
本ブログで紹介する272番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「自分でするといったら信じて任せる」です。
自分でするといっても忘れているときも暖かい気持ちで見守り、ときに失敗してもいいくらいの気持ちでいよう、と説明しました。仕事中の大人ではないのですから失敗して当たり前くらいの気持ちでいれたら楽ですね。
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