重陽の節句をご存知でしょうか。私は子供に日本文化の大切さや季節の循環について知って欲しい学んでほしい、と思っています。どんな文化が日本にあるのか改めて勉強し行くなかで初めて知ることになりました。けっこう馴染みがないという人は多いのではないでしょうか。
2019年になって人生で初めて重陽の節句を子どもと楽しみ、ましたのでご紹介したいと思います。
重陽の節句とは何?
お正月をはじめ、桃の節句や、端午の節句、七夕をお祝いしたりイベントとして楽しんでおられるのではないでしょうか。ポピュラーなイベントだと思います。では、これらの祭事の共通点は何か分かりますでしょうか?共通点なんてないよ、と思われるかもしれませんが実はあるんですよ。カレンダーをよーく見てみるとある共通点が浮かび上がってきます。
祭事の月日を見てみましょう。
1月1日 :正月
3月3日 :桃の節句
5月5日 :端午の節句
7月7日 :七夕
気づきましたか。そうなんです、月と日が同じで、しかも奇数ですね。
なにか気づきませんか?
そうです。9月9日がないじゃありませんか。実は、この9月9月に行う節句こそが重陽の節句なのです。今でこそ殆ど存在感がありませんが、10より小さい数字のなかで、9という一番大きな奇数の月日なので、どちらかといえば重要な節句なんです。
重陽の節句が行われる9月は菊がキレイに咲く季節なので、菊で彩った菊酒を楽しんだりして健康長寿をお祈りします。また、秋の収穫に感謝し、秋の味覚を食するようです。
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グローバル時代だから、子育てを通して日本の文化を学ぶことが大切
我が家の初めての重陽の節句
子供が小さく、優雅に節句という状況では全くありませんので、菊はパスして秋の味覚の栗を食べてお祝いをしました。次に和菓子です。「近江大福 栗」を購入。一粒の大きな栗が入った大福です。周りのお餅は結構荒く、米粒の感じが少し残っていて、よくあるきめ細かいモチという感じではないところが気に入りました。
家族で仲良く季節の味覚を美味しく頂きました。
子どもと一緒に対話することも忘れずに
あー、美味しかっただけで終わらないことが文化の理解には大切です。続いて、子どもと一緒に自然に感謝です。私はこの日(9月9日)を幼稚園の子どもにこう伝えました。
今日は、太陽さんや木や水からとっても元気をもらえる日なんだよ。(うちの子はプリキュアが好きなので)たくさん練習してプリキュアになれる力をくれる日なんだよ。
だから、ありがとうを言おうね。
それと、この季節に採れるものを食べると、さらに元気モリモリの力をもらえるから、ありがたくモグモグしようね。
すると子どもは色々疑問が湧いてきたようです。
例えば、なんで力をくれるの?とか、またこの日はやってくるの?とか、皆に力をくれるの?とか、皆お祝いしてるの?等です。
一緒に対話をするチャンスです。淡々と回答するだけだともったいないですね。
子どもも初めての重陽の節句だったわけですし、親自身もよく分かっていないわけですから、子供もよくわかっていないでしょうし、もうとっくに忘れているかもしれません。でもいいんです。季節はめぐり毎年やってくるわけですから。その度に新鮮な気持ちで重陽の節句をお祝いしようと思っています。
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