色々な角度で物事を考えるクセ付けをして欲しいと思っていて、そのためには親子の普段の会話を少し工夫することが大切なんだろうと思っています。特に哲学的な視点は重要だと思っています。
準備しストックしている「哲学リスト」から”なぜ地球はあるの?”、”友達は多いほうがいい?”などを質問して回答させてみても、つまらなさそうにしていますので、最近はこんな工夫をしています。
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子育てにも哲学を。どうして?と疑問を持ち考えるクセ付けは大切なこと
楽しかったことから考える
上の子が通っている幼稚園では先生のお話を聞いたり、友達と遊ぶ時間が多いようで、同級生と一緒に議論したりする時間はほぼないようです。なので家庭での習慣がめちゃ大事です。例えば、先日夏休みの思い出作りに三重県にある鈴鹿サーキットにあるプール(アクアアドベンチャー)に家族で行ってきました。幼時から楽しめ、プール自体は何面もあり、スライダーあり、滝あり、水鉄砲ありと色々と楽しめるプールです。
上の子供だ一番楽しかったのは、初めて体験した「流れるプール」だったようです。結構プールの人口密度は高ったのですが、浮き輪でプカプカしながら流れに身を任せるのが楽しかったようです。一体何周したのかというくらいグルグル回っていました。
哲学問答
そこでこの流れるプールを題材に哲学してみます。実例はこんな感じです。(私)
もし、流れるプールの流れが急に逆になったらどうなるんだろう?
(子ども)
えっ、それは皆驚くんじゃない
(私)
驚いて、その後流れに乗ってプカプカしている人はどうなるんだろう?
(子ども)
ぶつかっちゃうんじゃないかな
(私)
ぶつかったらゴメンナサイを言えばいいの?
(子ども)
ぶつかって、波がぐらぐらしているからそんなの言えないよ
(私)
じゃあ、とっても大変なことになるね
(子ども)
そうだよ、だから流れを変えないんだよ
(私)
そうか、それでずっと安心して流れるプールをみんな楽しめるんだね
(子ども)
そう
特に難しいことはしていません。”もし〇〇なら?”と問うて自分なりに考えさせ発言させ、深堀していきます。そして最後は発言を認め自己肯定感を高めます。
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子どもとの対話には、タテ(時間の流れ)とヨコ(地域、国との今のつながり)が大切
流れるプールは流れが一方向である、という「いわば当たり前」で通っていることを題材にすると、いいんじゃないかと私は思っています。「当たり前を考える」ことってこれから、ますます重要になってくるはずですから。クリティカルシンキングですね、
子どもの食いつき具合とかを見ながら、どこまで質問を続けるのかを見極めるのは経験が必要そうですが、引き続き頑張ってみます!!
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