
総合人材サービスのパーソルキャリアが20~50代のビジネスパーソ1200人を対象に行った移住に関するアンケート結果(調査期間:2019年4月17日~22日)を滋賀県守山市にあてはめてみたらどうなるのか考えてみました。
(関連情報)
我が家が仕事のキャリアを捨てて子育て移住にふみきった理由
【アンケート結果①】
地方への転職に興味のある20~30代で、もっとも多い理由は「生活費が安い」(6割)。コスパがいいイメージとのこと。▼守山市では・・
まだ半年程度しか住んではいませんが、おー安いという感じはそれほどしません。
(服・靴)
ネットでも買えますし、ユニクロなどチェーン展開されているお店では、地方だから安いということはありません。ただ、同じユニクロでも都心に比べれば空いているというメリットはあります。当然ですがハイブランドの店はあまりありません。
(食費)
野菜やコメ、お菓子、消費財等を近所のスーパー等で購入する場合、都心部より若干安いかな、というくらいの感じで、さすが地方は安いね、という程安くなっている感じはしません。
ただ、近所に農家をやっている親戚等がおられる方は、お野菜やお米をもらえたり、超格安で譲ってもらえたりするようなので、かなり食費を抑えられている方も近くにはおられます。が、こんな恵まれた環境に身を置くには、移住してそれなりの時間をかけて信頼関係を築く必要があるでしょう。
(住む)
賃貸の家賃は、都心に比べて2~3割は安い感覚があります。ただし地方になればなるほど賃貸物件数自体が少ないので、都心部程選択肢が豊富ということはありません。そもそも物件がありません。
多くの方はマンションや戸建てを購入します。ここもだいたい2~3割程度は安いかなという感じです。守山市の場合、建売の戸建てで60坪程度で4,000万円する物件も珍しくありません。東京や大阪のど真ん中の不動産価格に比べれば安いでしょうが、でもある程度の値がついています。
【アンケート結果②】
20~30代で地方への転職に興味があると答えた人は4割もいた。その人たちに、理由を聞いた。生活コストに続いて多かったのが「満員電車に乗ることが減るため」と「自然豊かな土地で暮らせそう」が、それぞれ4割近く。子育てがしやすい3割、都会につかれた3割▼守山市では・・
(満員電車に乗ることが減るため)
これは確実にメリットがあります。混んでいるときでも東京のあの朝の混雑のことをおもえば大したことありません。いつも超満員電車に乗っていると麻痺って分からないですが、結構ストレスがたまっているようで、超満員電車じゃないというだけで、だいぶ精神面がラクになります。
(自然豊かな土地で暮らせそう)
これも間違いなくそうですね。緑視率が高いだけではなく、自然とふれあえる場所が身近にそれなりにあります。また、広い緑豊かな公園が、休日になると人だらけでせっかく公園に来ても全然くつろげないということもありませんね。
(子育てがしやすい)
これは一長一短です。感受性を上げさせるとかのびのびとした子育て、というのは確かに都心よりはできそうな気がしますが、習い事ができる場所の選択肢が少ないですね。ただ、学習塾は多い印象があります。
【アンケート結果③】
地方への転職に関心があると答えた20~30代に、不安なことを聞くと、1位交通の便、2位給料・待遇に続き、3位仕事内容(30.7%)、4位友人・知人が少ない(26.2%)、5位娯楽が少ない(25.9%)の順で多かった。▼守山市では・・
(給料・待遇)
正直ここは、転職で守山市もしくは滋賀県で就職する場合、ガツンと下がるのは覚悟しておいたほうがよいですね。収入の面だけみたらデメリットしかありません。我が家は移住にあわせて転職し、ガツンと給料が下がりました。
(仕事内容)
当たり前の話ですが、都心に比べて仕事の絶対量が少ないですし、仕事の種類も少ないです。仕事内容の優先度が高いのでしたら、雇用されずに収入を得る力を得たり、田舎にある仕事(酒屋の再生、農業等)に強い魅力を感じることが求められるでしょう。
(娯楽が少ない)
新宿や梅田と同じ類の娯楽を求めているなら、滋賀県にはございません。エンタメ系や消費系の娯楽を求めていると、田舎は何もない、とすぐに感じると思います。
近くに山があったとして、カフェがないとかアミューズメント施設がないからつまらないでは田舎暮らしは厳しいですね。ハイキングや渓流下りが家の近くでできて最高、と思えないと辛いでしょう。
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