【書評】子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば、から言葉の大切さを学ぶ

2020年4月20日月曜日

書評

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引用:アマゾン

移住、21世紀に求められるスキル、HSC(HSP)などのキーワードで、私が気になった本を紹介したいと思います。

【タイトル】子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば(著:石田勝紀)から、普段から子供と接するときに心掛ける言葉を学びます。

概要

筆者は学習塾を起業し、今は大学の特任教授をされています。色々なところで講演されている内容を本にまとめらています。親から子供にかけている何気ない言葉を工夫することで、子供の自己肯定感を高めることができるといいます。10個のシンプルでいつでも誰でも簡単に疲れるk言葉が紹介されています。

所感

中身はライトですし、紹介されている魔法の言葉もありふれた言葉で、さっと読み進めることができます。ですが本の内容とは裏腹に、簡単にできそうなテクニック集も、いざ日々の子育てで活用しようとすると、これはとても大変なことじゃないかと気づきます。

大人が日々の習慣や、それぞれの感情に対して適切な対応をしていくのは簡単なことではないからです(まるで孔子の「礼」です)。頭で分かっていてもついつい、という言い訳で自分容認してしまいそうです。

親の心に余裕がないと、できないのではないかと感じます。ですから最後に書かれていた、「子供の幸せを願うなら、お母さんやお父さんが先に楽しんで、幸せになろう。」という趣旨の文はとても共感いたします。


本書で気になったこと


  • 親の言葉が変わると、子供の自己肯定感が上がります
子供の自己肯定感を破壊する3つの呪いの言葉。
便利な言葉だが、毎日毎日言われ続けると「人から言われないとやらない」自主性を失わせる言葉

  •  ①早くしなさい
  •  ②ちゃんと〇〇しなさい(ちゃんと食べなさい、ちゃんと着なさい、ちゃんと座りなさい等)
  •  ③勉強しなさい

子供の「才能を伸ばす」3つの魔法の言葉
  •  ①すごいね
  •  ②さすがだね
  •  ③いいね
褒めて育てる教育は悪いことではないが、大げさに褒めるのではなく徹底的に認めてあげる子供の「心を満たす」3つの魔法の言葉
  •  ④ありがとう
  •  ⑤嬉しい
  •  ⑥助かった
親から感謝されることは、褒められることに匹敵するほど、子供の心を満たしてくれる。子供の「自尊心を育てる」2つの魔法の言葉
  •  ⑦なるほど
  •  ⑧知らなった
子供の「心を強くする」魔法の言葉
  •  ⑨だいじょうぶ。多くの心配事は現実にはならない。
最後の魔法の言葉
  •  ⑩らしくないね
魔法の言葉以外で気になった点
  •  悪いことをしたりテストの点数が低いときに、どうしてなのっと頭ごなしには言わない。
  • 子育てさなかの親が、こののままではダメ、幸せになれないと決めつけて、ネガティブな観念を植え付けてしまう
  • 理想と現実のギャップを埋めるべく、多くのママたちが行っているのが得意の「短所是正」
  • これができたら認めてあげる、これをやったら愛してあげる、塾に行ったら認めてあげる等と条件がつくことは本当の愛情ではない
  • 何度言っても宿題をしない、そういう時は「あきらめて下さい」これは育児放棄ということではない。今あなたが無意識のうちにこだわっている期待を手放し、代わりに子供を信頼することです。監視するのではなく、あなたが困ったときはいつでもここにいるからね、と温かく見守る姿勢をもつ。
  • 子供の幸せを願うなら、お母さんやお父さんが先に楽しんで、幸せになろう。

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AI時代のなかたくましく活躍できる大人への子育てのために、グローバルな視点を持ち、創造性、批判力、実行力、ITスキル、観察力、文化の理解等をはぐぐむ必要性を強く感じています。 小さいうちに自然のなかで育つことは、きっとプラスの部分も多いことでしょう。 ですが、自然豊かな環境で生活すればいいかといえばそうではないはずです。 自然の中で色々感じ、社会のこと世界のことに思いをはせ、自分で考え行動することが大切なのだと思います。 親もしっかりと成長し、試行錯誤をくりかえしながら、子育て移住を頑張ります。

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