
発想力豊かな子供に育って欲しい。でもどうすればアート的な感性を育めるのでしょうか。
滋賀県では「アートにどぼん!」という子供たちが手を使って様々なものを創造できる体験ができるイベントがあります。あるイベントでは、手作り体験が1つや2つできることもあると思いますが、「アートにどぼん!」では、アートやものづくり体験がなんと20個以上もできるという、子供たちにとっては、とても嬉しいイベントです。未就学児から小学生や中学生まで多くの子供たち、ご家族でたいへん賑わいます。
ですので、人気の体験コーナーでは待ち時間が発生することもしばしばです。
さて、簡単に「アートにどぼん!」を紹介してきましたが、アートや芸術的感覚を子育てに取り入れるには、家の外で行うものづくり体験がとってもいい役割を果たすのではないか、と思うんです。
子供がアートを体験活動を通して学ぶ
会場をぐるっと歩いて回ったりチラシを見たりして、子供が自分で体験したいものを決めて体験したことを紹介します。大きなシャボン玉
これは、大人も楽しいですね。体を使って大きなシャボン玉ができるだけでも嬉しいのに、プカプカと空を漂っているともっと楽しくなります。何回も何回も飽きずに楽しめます。残念ながら時間制だったので、時間が来れば終了ですが、もう1回やりたい、というくらい気にっていました。



ブレスレットづくり
うちの子供は細かい作業をモクモクとするのが、小さいときから好きです。ですので、様々な形や色をした小さな木を、自分の好きなように集めて、ブレスレットをつくるのは、チラシをみて真っ先にやりたい、と言っていました。大人気ですごい待ち人数でした。

和紙すき
和紙をすく体験ができます。普段からお絵かきしている紙がどうやってできるのかを知る良い機会になりました。お店の人が丁寧に、紙ができるまでの工程を説明してくれました。
和紙に色を付けられます。単色でもいいですし、混ぜて色をつけても良しです。自由度がかなり高い。


その他にも、塗り絵や切り絵を体験していました。

全てが非日常
私たち大人は、行動様式も生活スタイルも、礼節も、様々な感情も、知らず知らずにパターン化しています。悪いことばかりではありませんが、創造性という視点から見るととても危険なことです。これは、大なり小なり子供たちにも当てはまります。幼稚園や家庭、習い頃の枠のなかでの体験しか基本はないからです。一方、さきほど紹介したものづくり体験は、普段の生活ではなかなか体験できませんし、しかもそれがわずか何時間かで一気に体験できることなんて、ほぼありませんよね。
毎日の日常から離れた体験こそが大切なことだと思います。家でも色々と作品作りをしていますが、家とは違った何かが当人の中にもあったのでしょう。帰り道でも、かわいいでしょう、とかこんな工夫したんだよ、とかお話してくれました。
美術館巡りより作る体験
アート的な感覚を磨いてほしいな、と思い何回か美術館に連れて行ったこともありますが、毎度すぐに出たがりますし、楽しくはなさそうです。子供にあった方法があるのかもしれませんが、今までの我が家の経験でいえば、「見るより作る」を非日常のなかで、というほうが、子どもはワクワクして楽しそうにしています。
まとめ
体験のチカラは、知識として教えられるものでは到底ありえません。だからこそ、非日常の体験をすることで知りえるのではないでしょうか。こんなこと出来るんだ。こんなものがあるんだ。こうすると、あーなるんだ。そういった気づきが新しい発想につながり、アート的な感覚が磨かれていくのではないでしょうか。特に、小さいうちは、手を使って世界に一つだけの作品を生み出すことが良さそうだと思います。
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