引用:アマゾン
子どもが本当の幸せをつかむ魔法のパパ・ママコーチング(著:小山 英樹)を紹介します。本書から、コーチングの視点をもって、子どものやる気を高めていくためのメソッドや、親の心がけを学びます。
本の概要
あきらめない、燃え尽きない、自発的な子になるために、10万人の意欲・能力・行動力を引き出したカリスマコーチが贈る、愛する我が子とともに親が成長できるコミュニケーションメソッドが満載な内容となっています。
所感
コーチングという概念を家庭にもちこみ、子育てに活かせるという点はとても参考になります。コーチングなので答えを教える指導ではなく、答えを子どもの中から引き出す、という点もまた良い。
子育て中はついつい自分が一杯一杯になってしまい感情的に子供と接してしまうこともありますが、コーチングのアプローチは長期的な視点にたつ必要があります。短期的な成果は期待してはいけないと感じます。
また、子どもだけではなく親も一緒に成長できる点も気に入りました。親も変わらないと理想とする教育を子どもにしてあげるのは難しいですから。
本書で大事だとおもった箇所
- 私たち親世代が体験し信じてきた幸せゲットの法則と社会の現状との間にはすでに大きなズレが生じている
- 決断ではなく選択する力を(自由と自己責任で自分の行動を選んだ。)
- 選択を促すコミュニケーションがある。(誰が決めたとしているの?本当は誰が決めたの?君はどういう立場を選んでいるの?どうしたい?君は選ぶ権利や能力をどれくらい持っているの?選択したら何が起こる?選択してみてどう?)
- 子どもが持っているものを引き出す会話→(子)どうしたらいい?(親)どうしたらいいと思う?、(子)どうしよう(親)どうしたい?
- 子どもは育とうとする生き物だ/子どもは自分のなかに答えをもっている/子どもたちは人それぞれ
- 人の認知を無理やり変えようとすると、相手は「変わりたくない、変えられてなるものか」となります
- 傾聴の3原則は、①傾聴②判断を脇に置く③沈黙を大切にすること
- 人の心の奥深くには4種類の魂(四魂の窓)がある。どれかでなくすべてを持っている。①勇:達成を重視する②親:親和・調和を重視する③愛:相愛の関係を重視する④智:興味を満たすこと、正しいことを重視する。
- 例えば、「A君が南高校に合格した」と言ったとします。①勇の子は「私も合格出来るぞ/私にはどうせ無理だ」と、②親の子は「私にも南高校に行かせたいのかな/私は北高校志望だし関係ないか」と、③愛の子は「南高校かあこがれるな/A君はがり勉で嫌いなんだ」と、④智の子は「南高校の魅力ってなんだろう/A君はどんなテキストで勉強してたんだろう」のように感じ思う。
- なぜ?の詰問と何?の質問は違う。なぜ宿題をしなかったのか?が詰問。宿題を邪魔したのは何?、何があれば宿題ができるだろう?は質問。
- もう少しイケてる感を出す質問例。何点とりたかった?、自分をほめてあげるとしたらどこ?、やっておけばよかったことは?、次回に向けてできることは?、もしそれをやったらどうなるだろう?、何がカギになりそう?
- 夢を伝える「Iメッセージ」、愛の言葉を心掛けよう。あなたは〇〇だね(youメッセージ)、ではなく私は〇〇ですを使う。例えば、100点のテストをみたとき・・・(youメッセージ)すごいね(Iメッセージ)ママ、びっくりしたわ!、お手伝いしてくれたとき・・・(youメッセージ)偉いね(Iメッセージ)うれしい、試合の前に・・・(youメッセージ)頑張れ(Iメッセージ)パパ応援しているよ、嘘をついたとき・・・(youメッセージ)嘘つき(Iメッセージ)悲しいわ、口答えしたとき・・・(youメッセージ)ばか者(Iメッセージ)パパ、胸がムカムカしてきた
- 命令では人は動かない。「Iメッセージ」でリクエストしてみる。勉強させたいなら、しっかり勉強して。ママ応援している、とか本気で挑戦しよう。パパできると信じてるぞ。と言ってみる。
- 子どもの幸福を考えるなら、子どもの幸福を邪魔しないで、自分(親)の幸福を追求すること
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