引用:アマゾン
移住、21世紀に求められるスキル、HSC(HSP)などのキーワードで、私が気になった本を紹介したいと思います。
子どもといっしょに育つ魔法の言葉(著:ドロシー・ロー・ノルト)から、子どもの大切なソフトスキルを高めていくために、大切な子育てのポイントや、親が心掛けるべき言動や責任の大きさについて学びます。
子どもといっしょに育つ魔法の言葉(著:ドロシー・ロー・ノルト)から、子どもの大切なソフトスキルを高めていくために、大切な子育てのポイントや、親が心掛けるべき言動や責任の大きさについて学びます。
概要
作者は40年以上、教育コンサルタントとして活躍され、自身も3人の子供がいます。今まで寄せられた相談から幾つかをピックアップし、回答していく形で、回答を通して、著者の教育の考えが示されます。言葉にフォーカスしすぎず、親としての姿勢や子供との接し方など幅広く持論が展開されています。とてもシンプルで含蓄あるメッセージに普遍性すら感じます。
所感
海外の本ですが、小難しい実験結果や論文の引用はありません。そうそうと親近感をもてる相談事に答えるスタイルで本は構成されているので、自分事として読めますし、相談の回答も中学生でもわかる言葉を選んでくれていることで、すっと頭に入ってきます。回答のなかに著者のメッセージがしっかり込められていますが、著者のメッセージを凝縮したページもあり、楽天家の信条や子は親の鏡として紹介されています。とてもシンプルなことが書いていますが、実行するのはとても難しそうです。
どうして自分の子供は〇〇なんだろうとネガティブに見てしまうこともあるでしょう。でもその原因は実は子どもがじっと見ている親の言動であったり、子どもへの接し方にあるかもしれないと感じると、結局は親自身の問題に行きつくのだ、と感じさせてくれます。
本書で気になったこと
楽天家の信条
- 何があっても、心を乱されずにすむ強さを持とう
- 会う人すべての健康や幸せを願おう
- すべての友に、自分は特別な存在だと感じさせよう
- 物事をよいほうに受け取り、前向きに考えよう
- 一番よいことだけを考え、そのために行動しよう
- 自分自身の成功とおなじように他人の成功を喜ぼう
- 過去の過ちを忘れて、より素晴らしい未来をつくりあげよう
- すべての人にいつもにっこり微笑もう
- 人を批判するひまがあったら、自分に磨きをかけよう
- おっとりとして心配をせず、品をよくして怒らず、強くて恐れず、幸せな気持ちで暮らし、トラブルなど押しのけよう
子は親の鏡
- けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
- とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
- 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
- かわいそうな子だ、と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる
- 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
- 叱りつけてばかりいると、子どもは、自分は悪い子なんだ、と思ってしまう
- 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
- 広い心で接すれば、キレる子にはならない
- ほめてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
- 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
- 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
- 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
- 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
- 親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る
- 子どもに公平であれば、子どもは正義感のある子に育つ
- やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ
- 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ
- 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
その他
- 私たちは、遠くにある名所には行くくせに、ごく身近にあるものを見落とす傾向がある
- 子どもと生きるということは、もう一度、自分自身も子供時代を生きられるということです。なんと素敵なことでしょう。
- 子どもは成長する存在であり、けっして今だけを見てレッテルを貼るようなことをしてはいけない。長い目でみるように。
- 子どもと過ごす時間をこのうえなく大切なものだ。二度と帰ってこない貴重な時間であって、何をおいても最優先するべき。
- フランス人は誰もが自分の美しさを見つけて、それを強調するすべを心得ている
- 心のよりどころとなる家族は、一人ひとりお互いの個性を認め合い、ともに学び合う家族です。
- 大人であれ子どもであれ、自分が与えられたことのないものを人に与えることができません
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