移住は一大イベント
最近は、移住に関心を持つ人が増えたように感じます。ですが、移住は単なる引っ越しとは違い、人生のなかでけっこう大きなイベントの一つなので、二の足を踏む人もまたきっと多いのでしょう。
移住といえば、会社を辞めて独り立ちし、起業し古民家を改装して生活する、といったハードルが高いことをしなくとも、会社は変われどもいままで通りサラリーマンとして働き、駅近のマンションにも生活するという移住スタイルもあるんだということを記事にしました。
今回は、我が家の移住の経験を踏まえて、あなたはどこまで移住に腹がくくれるのか、というチェックリストを作ってみましたので、是非チェックしてみて下さい。
チェックの数が多い人ほど、都市部から田舎への移住に向いています。
なお、移住先は日本国内の想定です。
想定する家族構成
今回ご紹介するチェックリストは、私の経験と周りの人の意見を参考にしながら作成していますので、想定する方々は次の通りです。
・結婚している(20~40歳前半)
・子どもはいるけどまだ小さい
・子どもはまだいないけど、近い将来欲しいと思っている
結婚している場合、移住は一人だけの問題ではありません。家族の問題ですので、是非ご家族でチェックリストを試していただければなと思います。
チェックリスト
移住と一言でいっても、限界集落のようなガチの田舎に移住したいのか、ある程度都市部の機能を有する街(コンパクトシティ等)に移住したいのかによって、適不適の要素は変わってきますので、今回は2パターン用意いたしました。
該当する数が多いほど移住してもやっていける可能性が高いです。
■豊かな田園風景のなかで生活したい
- 年収が3~4割減ってもいい
- 日用品やガソリン代が高くなってもいい
- 家のメンテナンスの一部は自分でやれる
- 見たことがない大きな虫がいても大丈夫
- 地域独特の気候を受け入れられる(京都北部は夏は猛暑、北陸は曇りが多い、積雪等)
- 子どもへの習い事(水泳、英語、ピアノ、お絵かき教室、ダンス等)はあきらめていい
- コンビニ、スーパー、病院などは車で何分を運転しないと行けない距離だが大丈夫
- 郷に入れば郷に従える
- 土日や夜を含めて地域の維持のために自分の時間を使うことになっても大丈夫
- 近所づきあいは濃厚になり良いことも悪いこともあるだろうけど大丈夫
- インスタ映えするお店(パン屋、ケーキ屋、洋服店、カフェ、バー等)はなくてもよい
- 近所の高齢の方の考え方や生き方は、古く融通が利かないかもしれないが、大丈夫
- 近所の方が平均年齢が高く、あなたが若い場合、青年会やお祭りの幹事など、多くの仕事が舞い込むが、問題ない
- 自分には、こう生活したいというライフスタイルが明確で実現するためには苦労をいとわない
■ほどほど都会ほどほど田舎で生活したい
- 仕事内容、給料、福利厚生が今の仕事に比べて劣っても良い
- 年収が3~4割減ってもいい
- 住むところ、遊ぶところ、買い物するところ、の選択肢がだいぶ少なくなっても大丈夫
- 住む家のスペックが落ちても大丈夫
- 自治会に加入し、雑草抜きやゴミステーションの掃除等を定期的にしなければならないが問題ない
- モンテッソーリ教育やバイオリン教育等ポピュラーではない習い事はあきらめられる
- 場所によっては田舎特有のコストが発生(スタッドレスタイヤ等)するが受け入れられる
- インスタ映えするお店(パン屋、ケーキ屋、洋服店、カフェ、バー等)はなくてもよい
- 副業やパート等を活用して稼ぎ口を広げる気概がある
- ゴミの回収が少ない等、都市部に比べて行政サービスがぜい弱だが問題ない
- 車社会で車が必要。下手すると一人一台にありコストがかかるが問題ない
- 自然豊かな環境で生活し子育てすることを何よりも重視できる
まとめ
チェックリストはどちらかといえばネガティブな内容のものを多くしました、これは都市部から地方へ行くと、どうしてもついてくる地方特有のもので、日常となりますので、受け入れる必要があります。これができないと、あー都会の方がよかったな、と思うことになりかねません。
移住を希望する理由は人それぞれでしょう。我が家のように子育てが理由のかたもいるでしょう。また、歳をとったら便利な都市部に住んだほうが楽。定年になってから移住するのではなく、若いうちじゃないと体力的にも不便だという考えから、今、移住を考える人もいるでしょう。どの地域に移住してもだいたい事情は似たり寄ったりです。ぜひ、移住の検討にあたりこのチェックリストを参考にしてください。
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