取り柄のないサラリーマンでも移住はできる。我が家は移住した。

2020年8月31日月曜日

移住

t f B! P L

 スポンサーリンク


 

今回は、特別なスキルがなくとも、普通のサラリーマンでも、我が家の事例も交えながら、移住に向けて行動できるようになる記事を書きました。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。


コロナを経験して、今まで以上に地方での生活に関心を持つ人が増えたようです。しかし、メディアに登場する移住した人を見ると、芸術家のような方や組織に依存せず働けるスキルを持っている方、生業を一変させ農家に転身した方などが多く、本当に自分がそんな人たちのように生活できるのか、と大きな不安に包まれてしまいます。


よく、分かります。我が家もそうでした。


さらに、お金の心配も当然ありますよね。我が家は大企業のサラリーマンでした。はっきりいって、地方へ移住すると収入が激減するだろう、はたして生活レベルを下げられるのか。子供はまだ小さいし今からお金がかかるのに、自分の意志で年収を下げていいのだろうか、といった心配はつきません。


それでも、子育て環境として自然豊かな場所を獲得したかったので、移住しました。移住できましたし、生活もできています。


仕事があるのか

移住と一言でいっても、田舎度が高い場所で生活したいのか、低い場所がよいのかによって環境はだいぶと異なります。起業したり個人事業主になったりする力がなくても大丈夫です。雇用してくれる会社は探せばあります。独り身であれば、大規模な農園で雇用してもらうのもの選択肢の一つでしょう。それほど給料が高くはありませんが、生活はできます。


サラリーマンとして働きたい、家族を養っていかなければならないという方は、自分の条件にあう、というかここまでなら許せる、というラインで雇用してくれる会社をしつこく探しましょう。都心での仕事経験や大企業のノウハウを買ってくれる企業はきっと見つかるはずです。


ただ、都会に比べて条件のいい会社は無いに等しいですし、そもそも案件数もぜんぜん比較になりません。つまり選択肢はそれほどない、ということです。ですが、お金のために移住するのではきっとないでしょう。何かを犠牲にしても、田舎の自然豊かな環境に価値を見出すからこそ移住をしたいはずです。


我が家の場合小さい子供がいますが、給与面、福利厚生面、仕事面全てダウンしましたが、生活はできています。


住む家はあるのか

ちなみに仕事もそうですが、住居についても同じことが言えます。家についてもメディアとかに登場する移住物件は、古民家を改装しましたとか、広大な土地に家を建てました、なんてのが出てきます。いいですよね。私も都心で生活しているときは、とく憧れたものです。


我が家が移住した滋賀県でも、そういう物件は確かにあります。土地も家も値段はそう高くありません。


ですが、かなり辺境の地にあるという点を見過ごせません。つまり、どこかの会社に雇用されている場合通勤をしなければなりませんし、子どもがいれば通学しなければなりません。そういう点から見ると、とても生活するには現実的な立地ではない、ということがあります。

ですので、移住後もサラリーマンであるのであれば、現実的には、駅近のマンションや駅から少し離れて戸建て、といったところに落ち着きます。


賃貸物件数はあまりありません。ですので良い条件の賃貸物件なんて言えば、もう殆どないのではないでしょうか。ですので、滋賀県の人は持ち家の人が多いようです。都心での物件数からみたら、驚くほど少ないですが、贅沢さえ言わなければ、駅近のマンションで生活できます。気に入った土地があれば家を建ててもいいでしょう。なおある程度交通が便利な地域では、戸建ての賃貸はほぼほぼありません。


滋賀県において、電車の沿線沿いは、都心に比べれば安いですが、でも地方なんだからもう少し安くてもいいんじゃないか、という感じの値付けの物件が多いです。賃貸も購入もです。


地方は家賃が安くていいね、という声をよく聴きますが、都心から地方へ移住した多くの人は、収入も下がっているでしょうし、家賃が下がったとしても住宅ローンが都心に比べて少ないとしても、その分可処分所得が上がるのかといえば、そうとも言えない人が多いと思います。


エンターテイメントはあるのか

ここは諦めましょう


カラオケ、飲み屋、飲食店、ファッションビル、美容、本屋、カフェ、バー、色々なブランド、おしゃれなパン屋、ケーキ屋、フィットネスクラブといった都心なら山ほどあったお店たちは、あまりありません。オシャレな人も都心に比べて断然少ないです。芸能人がイベントでくる機会もほぼありません。大きなビルも広い商業施設の数もたかが知れています。


都心では駅前等で弾き語りをしている人をたまに見かけますが、そういう人をあまり目にしません。プロ野球もプロサッカーもない地方は多いことでしょう。ボルタリングをしたいと思っても、殆どそういう施設はないでしょう。


地方に移住するということは、お金の使い方が変わるということです。ここらへんを移住しても求めるようでしたら、移住は確実に後悔へと変わると思います。


習いごとはできるのか

周りは田んぼだらけみたいな地域にいくと塾やピアノ教室等はまずありません。駅前はある程度発展している都会田舎のような地域では、塾はちょこちょこある印象があります。しかし、〇〇教室は少ないです。また、モンテッソーリ教育のようなものは、ほぼありません。


教育環境に関しては、はっきりいって都会に歯が立ちません。


しかし、都会では学べない学習環境はあります。それは自然です。身近にある大自然での遊びや体験を通して、感性を磨いたり、レジリエンスを高めたり、共創力を育んだりといったこと手軽にできます。これは地方の強みでしょう。むしろ21世紀に求められているのは、日本の文部科学省が定めている学校教育よりも、こういったソフトスキルでしょうから、そういう意味で、私は自然学習は極めて重要なのではないかと感じています。


まとめ

我が家は大企業のサラリーマンでした。出世の階段もそこそこ登っていけていたと思われます。ですが、子育て移住のために滋賀県へ移住しました。移住後は農業を行っているわけでも、地域おこしを行っているわけでも、起業をしているわけでもなく、雇用をしてもらい、引き続きサラリーマン一家です。


年収はガクンと落ちました。家賃は都心に比べれば安いですが、生活費がとりわけ都心に比べて低くなったわけではありませんが、ちゃんと生活することはできています。


都市は都市で楽しく魅力的ですし、お金があればあるだけ楽しい場所です。一方、地方も都心にはない特徴や強みがあります。優先順位の一番上から年収を引きずりおろせば、我が家みたいに特別なスキルや才能がなくても、移住し生活はできるものですよ。



 スポンサーリンク




このブログを検索

カテゴリー

自己紹介

自分の写真
AI時代のなかたくましく活躍できる大人への子育てのために、グローバルな視点を持ち、創造性、批判力、実行力、ITスキル、観察力、文化の理解等をはぐぐむ必要性を強く感じています。 小さいうちに自然のなかで育つことは、きっとプラスの部分も多いことでしょう。 ですが、自然豊かな環境で生活すればいいかといえばそうではないはずです。 自然の中で色々感じ、社会のこと世界のことに思いをはせ、自分で考え行動することが大切なのだと思います。 親もしっかりと成長し、試行錯誤をくりかえしながら、子育て移住を頑張ります。

お問合わせフォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ