本ページでは、どういう習い事をするかということより大事なことを紹介したいと思います。それは遊びの時間を犠牲にしないことです。
あれこれ子供に習い事をさせて、様々なことを小さいときから学ばせることについて意見が分かれることは多いと思います。私は行き過ぎた早期教育には反対のスタンスです。それは子どもの将来を考えたときに、長い目で見たときに、習い事にかける時間を別のことにかけたほうが良いと思うからです。
習いごとが悪いわけではない
日本では水泳が一番人気の習い事です。英語も人気です。サッカー、空手や野球等のスポーツやピアノ等の音楽教室と幅広い習い事のなかから、子どもにあった、子どもが関心がある習い事に通わせることは、決して悪いことではないですし、良いことだと思っています。
ただ、私がちょっと違うんじゃないかな、って思っているのは、周りの子供よりも少しでも賢くなるためとか、少しでも早く逆上がりができるようになるためとか、そういった周りと比べるための習い事は違うと思うのです。近所の子が通っているから我が子も書道教室に通わす、といったことも然りです。
他にも、習い事で毎週忙しい子供も知っています。確かに、その年齢でこんなこともできて凄いね、という点はあります。習い事の成果だと言えますね。でも、そんなに詰め込んで習い事をする必要あるのかな?時間の使い方はそれでいいのなか?と思うわけです。
ソフトスキル(非認知能力)の大切さ
早期教育で色々とスキルを身につけ、お友達で比べることよりも大切なことがあると思っています。それはソフトスキル(非認知能力)であり遊びの時間です。
正直、英語なんて6歳、7歳で勉強しても使わなければすぐ忘れてしまいますし、大人になってからでも習得することができます。ご家庭で日常的に英語が使われていないのであれば、定着も難しいでしょうし、大人になった時に周りの人よりも英語ができているのかというと、そんなこともないでしょう。
ソフトスキル(非認知能力)とは、想像力、レジリエンス、やりぬく力(グリッド)、想像力、共感力、好奇心、主体性や自己肯定感といったものです。これらのスキルは教えて育つスキルではないようです。環境が育てるといってもいいもので、私は習い事ではなく、遊びを通して学べることが大きいのではないかと思っています。
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特にこれらのスキルを将来にわたっても伸ばしていくには、10歳くらいまでの親子との関わりや遊びがとっても大切だという研究もあります。
分かりやすくするために誤解を恐れずにいうと、小さいときから英語の習い事をしていて10歳でTOEICで600点とれた子と、好きで自身の強みを生かせる遊びばかりしていたがTOEICの点数は150点の子では、大人になった時に、想像力、レジリエンス、やりぬく力(グリッド)、想像力、共感力、好奇心、主体性や自己肯定感に大きな差がでます。
どっちがソフトスキル(非認知能力)が高くなる傾向になると思いますか?答えは、後者の遊んでいた子なんだそうです。
21世紀を生きる子供たちの時代はまさにAI時代です。通訳はAIが無料で行ってくれる時代かもしれません。でもAIは好奇心を高めてくれませんし、やりぬく力を授けてはくれないかもしれません。
まとめ
適度な習い事は子どもの成長にとって良いことが多いでしょう。子どもの非認知能力を伸ばすためには、習い事で放課後を忙しくするのではなく、ちゃんと子どもの遊び時間を確保してあげることが大切です。
どういう習い事に通わせるかよりも、ちゃんと遊び時間があることのほうが、よっぽど大事なのです。
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