
暗記型の教育だけでは子供の将来が心配だと私は思っています。ますますAIが進化し社会に普及していき、今ある仕事はコンピューターが代替できるようになり、今ある仕事の約半数はなくなるとさえ言われているのですから。そんな時代に求められるのは、暗記力や言われたことを効率的にこなす力ではない、ということは言われるまでもありません。
しかし、今の日本の教育は、センター試験の一件しかり変化できないし殆ど変化できていないのではないでしょうか。なんだかんだ言っても教育のメインストリームは、昭和の時代からやってきた、画一的な授業をして、共通のテストを受けさせ、学力を点数で評価し、平等に同一の宿題を課せられる、といったことです。つまり暗記型で画一的な教育です。
では、今までやってきた暗記型の教育は今どうなのでしょうか。世界と比較しても日本の学力は今や低下傾向です。OECDの発表を見ても、読解力、数学、科学の順位は下がり続けています。英語に至っては絶望的です。ずっとやってきた暗記型の分野ですらもはや世界の頂点にはいないのです。
AI時代には個性が大切ですし、計算や暗記等コンピューターがいとも簡単にできてしまうことがいくら他人より上手にできても殆ど価値がないのです。
幼稚園では、子ども個性を大切に、自己肯定感を育む、創造性を育むという視点があっても、小学校に入学したとたん点数至上主義の世界が待っているわけです。
私の課題感は、まさにここにあります。
最近では長野県等でイエナプランの理念を実現した小学校もでき始めましたが、そういった恵まれた環境で教育を受けれる子供はごく少数なわけで、AI時代に活躍できる大人に育ってもらうためには、私たち親世代が受けてきた昭和型の教育にバイバイしなければならないのではないでしょうか。しかし文部科学省の学習指導要領が支配的な学校教育だけに委ねられませんから、放課後の時間、休みの時間に、家族が親が、子供のために考えて時間を使ってあげなければならないのです。
親自身が変わり、行動することの大切さ
私はイエナプランの理念は答えの一つになると思っています。また、自然に多く触れて感性を育み成長することはとても重要ではないかと考え、思い切って都会から滋賀県に子育て移住をしました。年収は下がりました。生活は不便になりました。周りにある習い事の教室も少ないです。それでも子育てにおいても金銭で換算できない価値があるのでは、と考えています。例えば、有名なデザイナーである永井一正氏はこう言っています。「オリジナリティの芽は、何を感じどう思ったかです。自然に触れて感覚を研ぎ澄ますことを繰り返すことで感性が反応し、それがまさに個性、オリジナリティが出てくる」
ここでお伝えしたいのは、親ができることは、①環境づくり②機会づくり③関わり方の工夫、なんだと思っています。その指針に私はイエナプランの理念を大いに参考にしています。
当ブログでは色々な取り組みも記事にしておりますので、ぜひぜひご参考にしていただければ嬉しいです。
また、海外では学校にはあまり行かず家庭で勉強するホームエデュケーションは珍しくありませんし、日本でもそういった選択をする家庭もちらほら増えてきているようです。無理やりみんなと同じ型にはめる必要はないのです。そういう先入観から私たち親は早く目覚めなければなりません。
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